東京で湯めぐりをする

 温浴施設があまたある東京。昔ながらの銭湯も風情があっていいが、ジェットバスや電気風呂、さらには岩盤浴やマッサージ施設を併設したスーパー銭湯も、レジャー感覚で利用できて楽しいです。今回は、1日中滞在できそうな大型施設から、お風呂好きの東京人が気軽に立ち寄れる、入場料1000円以下の施設までを紹介します。

 
 水と緑の遊園地としまえんの敷地内にある温泉複合施設「バーデと天然温泉 豊島園 庭の湯」は、温泉は日本が誇る造園設計家、小形研三が手掛けた1200坪の庭園内にあり、四季の移り変わりを楽しませてくれます。地下1445mから湧き出る天然温泉は、ナトリウム-塩化物強塩温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛に効能があるそう。浴場はお風呂ゾーン、露天ゾーン、サウナゾーンのほかに、レディース水着を着用するバーデゾーンがあるのが特徴です。価格: 大人2310円、ナイトスパ(18時以降)1295円
 
 都心からは少し離れていますが、調布市仙川にあるスーパー銭湯「仙川 湯けむりの里」では、露天岩風呂やジェットバス、日本初となる炭酸泉の電気風呂など、12種類のバラエティ豊かな風呂を1000円以下で満喫できます。人気の岩盤浴「Surga」は別途料金がかかりますが、出入り自由で時間制限もなく、漫画を読みながらうたた寝ができるホットフロアも常設しており、ゆったりと過ごすことができます。季節のメニューも豊富な食事処には、抜群の清涼感を誇るハイボールを提供するマシーン「角ハイボールタワー」も導入。風呂上がりの一杯に最適です。 価格:大人650円~750円、子ども350円~400円
 
 ソメイヨシノ発祥の地・巣鴨で、地下1800mから沸き出した温泉が楽しめるのが「東京染井温泉SAKURA」。東京の温泉では珍しく無色透明。泉質はナトリウム――塩化物強塩泉で、天然のミネラル成分を豊富に含んでいます。温泉以外に、岩盤浴ゾーンがあり、約40度に温められた天然岩盤の上に寝転がり、遠赤外線とマイナスイオンにより、リラックスすることができるんです。施設内には日本庭園が広がり、春にはサクラを眺めることもできます。 価格:大人1296円、子ども(3歳以上小学生)756円
 
 このほかにも、「東京、スーパー銭湯10選」では、岩盤浴、サウナ、ジェットバスで疲れを癒すことのできる、都内各所のスーパ銭湯を紹介しています。お気に入りのお風呂を、探しに出掛けてみてはいかがでしょうか。