長崎国体・水球

 第69回国体(長崎がんばらんば国体2014)水泳第3日(9日・長崎市民総合プール)水球(少年男子)の準決勝までが行われ、金市工は準々決勝で鳥取中央育英高に20―6で圧勝した後、準決勝で埼玉選抜に猛追届かず10―12で惜敗し、3位決定戦に回った。

 
 秀明英光に敗れたインターハイのリベンジを誓って臨んだ準決勝。ほぼ秀明英光の選手で構成する埼玉選抜戦で、金市工は最後まで諦めなかった。後半の怒(ど)濤(とう)の追い上げにプールサイドやスタンドから歓声とげきが飛び、選手は逆転を信じてボールを追い続けたが、届かなかった。
 
 金市工は第1、第2ピリオドで、水着 通販 激安埼玉の堅い守備に阻まれ、わずか2得点。思うようにパスがつながらず、スチールからのカウンターで攻め込まれた。甘い守備とミスで広がった点差を、リベンジへの強い思いで追い掛けた。
 
 「がつがつ当たれ」。第2ピリオド途中で指示したマンツーマンディフェンスが機能し、寺田高久監督の大声が会場に響いた。埼玉の攻撃に乱れが生じ、金市工は第3ピリオドに5得点を挙げた。しかし、追い上げはあと一歩及ばなかった。
 
 この日、2試合でチーム最多の8得点を挙げた原稔憲は「前半のミスが大きかった」と悔やんだが、すぐに最終戦の3位決定戦に気持ちを切り替えた。
 
 宿舎は「世界新三大夜景」に選ばれた幻想的な景色が堪能できる山の中腹にある。「最後は全員笑顔で、夜景をバックに写真を撮る」と気合を入れ直した。