熱海団体競泳 

 初島・熱海団体競泳 

 
熱海市の初島港から熱海サンビーチまでの海上約12キロを3人1組のチーム対抗で泳ぎ競う「第67回初島・熱海間団体競泳大会」(市主催、市体育協会主管)が4日に開かれた。県内外から出場した30チーム中、完泳したのが18チームという波乱の大会となった。結果は、伊東高が2時間35分3秒のタイムで優勝、5連覇を果たした。
 
 4時間の制限時間内に完泳したのは14チーム。4チームは時間を過ぎたが、ゴール近くだったため泳ぎ切り、6チームは棄権した。大会関係者からは「これだけ制限時間内のゴールが少なかったのは初めてではないか」との声も聞かれた。
 
 スタート直前の天気は晴れ。南西の風5メートル、波の高さ約1・5~2メートルと厳しいコンディションの中、正午に各チームの選手が初島港を勢いよくスタートした。ゴールの熱海サンビーチでは、完泳した選手たちに仲間や海水浴客から大きな拍手や「がんばれ」と声援が送られた。
 
 見事5連覇を成し遂げた伊高チーム。2年連続出場の古牧佳一朗主将(3年)は「先輩たちが果たした連覇をつなげなければと必死に泳いだ。最高にうれしい」と喜びを語った。初出場の内山雅貴選手(同)、昨年に続き出場の高栖翔選手(2年)は「自分たちで連覇が途切れるのは嫌で頑張った」「去年より波が高くきつかったけど乗り切れた」と笑顔を見せた。
 
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