夏の服装&会話テク

 浴衣や水着などの夏ならではのファッション、アップスタイルの涼しげなうなじetc.一般的には、夏にそんな光景を見ると“男性はドキッとする”なんて言われているけれど、実際にはどんなことが有効? コラムニストの石原壮一郎さんに男性目線から、“恋に有効な夏らしさ”を教えてもらおう!

 
「条件反射で男性がドキッとしてしまうのは、やはり肌の露出でしょう。露出にもいろいろ種類がありますが、夏の露出は味わいがひときわ違います。寒い季節に肌を露出していると、いかにも“見せています”という意図を感じますが、夏は気温の問題である意味不可抗力。演出したワケではない無邪気さが感じられ、男ゴコロがくすぐられます。がんばって手を伸ばせば、届きそうな錯覚を覚えるのです」(同)
 
露出が嬉しいという男レディース水着ゴコロはなんとなくわかるけど、それに対してプロポーションに自信がないと、好きな人に“太っていて見苦しい”なんて思われないか心配なのが女ゴコロ…!
 
「ありがたいと思うだけで、決して露出に幻滅はありません。むしろ男性は少しぽっちゃりしているほうが好きという人も多いですし、細くても太くても薄着で体型がはっきり分かることで、今まで気付かなかった意外な魅力を発見する機会にもなることも。そして、“自信のないパーツは隠せば恋に有利なのか”といえば、残念ながらそんなことはありません。思いきって見せてしまったほうがいいと思いますね」(同)
 
ボディに自信がないと、つい照れ隠しで「太っちゃって」なんて会話をふりがち。でも、それはやめておいたほうがいいそう。
 
「そう言われても、男性はなんと返していいか困ってしまいます。ダイエット話は、女性同士でするといいでしょう。せっかくいつもより露出の多い服装をしているのなら、“セクシーな自分”を自覚していいと思います。ほめられたら間違っても“いやらしい”なんて怒ったりせず、“まぶしくてごめんなさい”など、オープンかつフレンドリーに返しましょう。
男性は肌が見えることだけではなく、服装に表れたオープンな気持ちを喜んでいるのです」(同)
 
意中の彼に会う日はどんなファッションにしようか悩みがちだけど、これからの残暑は隠す方向よりも夏らしさを意識してみて。そうすれば、彼からの好感度がグッと上がるかも!【オズモール】
 
 
石原壮一郎
コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。大人の新しい概念と可能性を知らしめ、“大人女子”へのアドバイスにも定評がある。社会人としての“大人力”を盛り込んだ恋愛アドバイスは、「実用度が高い」とOLたちからも大人気で、女性誌のさまざまな企画に登場するアドバイザーとして広く知られている。著書『大人の女力検定』(扶桑社文庫)ほか多数。