美しいとび蹴り女子高生はあの水着キャンギャル

 「演じた役に似ている?」との質問に「はい、ほとんどそのまんまです!」とニッコリ。笑顔で応じてくれたのは、映画『ハイキック・エンジェルス』で主人公の山波サクラ役を演じた宮原華音(みやはら・かのん)だ。

 
本作は、ブルース・リーやジャッキー・チェンみたいな本格アクション映画を作ることを夢見る女子高生たちが、誰もいない廃校で撮影していると、突然、謎の男どもが大勢でやってくる……というところから幕を開けるガールズアクション映画。
 
 小学2年生で空手を始め、高校では一時、インターハイ優勝を目指していたという宮原は、実際に空手という一芸に秀でた現役女子高生(高校3年生)だ。劇中では制服姿で屈強な男相手に、パンチラも厭わず見事なハイキックを決め、今後は女優として「次は空手映画に出たいし、いろいろな役に挑戦していきたい」と目を輝かせる姿は、新たなアクションスターの誕生を感じさせる。
 
 そんな宮原のデビューのきっかけは、3年前、2012年度の三愛水着イメージガールに史上最年少の15歳で選ばれたこと。事務所に所属していない一般の応募者が同社のイメージガールに選ばれたのは史上初のことで、一躍脚光を浴びた。その後、現事務所に所属したのだが、空手の名門高校に特待生として進学し、本気でインターハイ優勝を目指していた彼女にとって、「芸能活動なんてとんでもないこと。仕事を入れようと思って連絡すると、練習があります、試合がありますと、まったく相手にされなかった」とマネージャー。「365日、空手、空手、空手!」の日々を過ごし、芸能活動どころではなかったのだ。
 
 状況が一変したのは、高校2年生になってから。ケガがきっかけでハイレベルな空手を続けられなくなるなかで彼女は転校を決意。そして将来を見据え、これまで断ってきた芸能活動を再開しようと決意した。
 
 そんな宮原に空手を始めたきっかけから、空手への思い、『ハイキック・エンジェルス』がほぼ初めてだったという女優業などについて話を聞いた。